先日発表されたアメリカの雇用統計。
結果は市場予想より強い内容でした。
普通に考えれば良いニュースです。
働いている人が多い。
景気も悪くなさそう。
企業も元気そう。
でも株価は下がった
ところが市場の反応は逆でした。
株価は下落。
金利は上昇。
最初は私も意味が分かりませんでした。
良いニュースなのになぜ?
投資を始めた頃、
私は単純に考えていました。
景気が良い。
↓
企業が儲かる。
↓
株価が上がる。
確かに長い目で見れば間違いではありません。
でも市場はもっと先を見ています。
市場が気にしていたのは金利
今回市場が気にしたのは、
「雇用が強い」
ことそのものではありません。
市場が考えたのは、
「これだけ雇用が強いなら、インフレがなかなか収まらないかもしれない」
ということです。
インフレが収まらないとどうなる?
インフレが続くと、
アメリカの中央銀行であるFRBは利下げをしにくくなります。
場合によっては高い金利を長く維持することになります。
金利上昇は株には逆風
金利が上がると、
企業の資金調達コストが上がります。
さらに、
将来の利益への期待で買われている成長株ほど影響を受けやすくなります。
だから、
雇用統計が良かった
↓
金利上昇
↓
株安
という流れになったのです。
最近の相場は特に敏感
最近はAI関連や半導体関連が相場を引っ張っています。
こうした銘柄は将来の成長期待で買われている部分も大きい。
そのため金利の動きにかなり敏感です。
良いニュースが悪いニュースになる
投資を始めた頃、
私は
「良いニュース=株高」
だと思っていました。
でも実際の市場は違います。
良いニュースが株安につながることもある。
悪いニュースが株高につながることもある。
市場が見ているのはその先
最近思うのは、
市場はニュースそのものではなく、
その先に何が起こるかを見ているということです。
雇用統計が良かった。
そこで終わりではありません。
その結果、
金利はどうなるのか。
FRBはどう動くのか。
市場はそこまで考えています。
まとめ
今回の雇用統計は強い内容でした。
一見すると良いニュースです。
でも市場は、
「利下げが遠のくかもしれない」
と考えました。
その結果、
金利上昇と株安につながりました。
投資を始めた頃は理解できませんでしたが、
最近は少しずつ、
株価はニュースそのものではなく、
その先の未来を見て動いているんだなと感じています。

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